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第1号数字3分閲覧 32

発行 · 雑学書庫 別館

1分が100秒ではなく60秒である理由

指は十本なのに、時計の針はなぜ別の数で回るのでしょう?

数字のない丸い時計と小さな点

1分が60秒なのは、自然が決めた数ではありません。お金は10ウォン、100ウォンと数えるのに、時計だけが60で回るのには理由があります。60は2・3・4・5・6のどれでも割り切れるので、時間を細かく分けるのに便利な数でした。

割り切りやすい数です

ピザを60切れにすると、2人、3人、4人、5人、6人のどの人数で分けても、余ったり足りなくなったりしません。10切れを3人で食べると、きれいに分けられなくなります。よくある誤解に「心臓が1秒に60回鼓動するから」や「地球が60回回るから」というものがありますが、これは事実とはかけ離れています。心拍も人によって違いますし、地球の自転や公転とも直接つながってはいません。

古代メソポタミアでは、60を数の単位として使っていました。太陽や星の動きを分けて計算するとき、割り切りやすい数が役に立ったのです。ギリシャの天文学者もその伝統を受け継ぎ、角度や時間を細かく分けるのに60を使いました。分・秒という言葉も、もともとは「第一・第二の小さな部分」という意味から来ています。

時計と円に残っています

一時間を60分、1分を60秒とするのは、その習慣が続いているからです。円の一周を360度とするのも、同じ系統の数です。今も地図の緯度・経度や角度の計算に、その名残があります。一日を24時間に分ける伝統も、12・60の系統と並んで長く続いてきました。

フランス革命のときには、一日を10時間、一時間を100分、1分を100秒に変えようとしました。メートル法のように10でそろえようという試みでした。計算はすっきりしましたが、それまで使っていた時計や表、習慣を一度に変えるのは難しく、長く定着することはありませんでした。人々がすでに身につけていた時間の感覚を、一朝一夕に変えるのは難しかったのです。

日常に見られる60

そのため、秒針が刻む目盛りは今も60個です。1分が100秒だったら、足し算は便利だったかもしれませんが、私たちはその時計になじめなかったでしょう。料理のタイマーや運動のインターバルを設定するときも、「30秒」「90秒」のように、60の半分や倍数が自然に使われます。学校の試験時間やバスの運行間隔の案内も、分・秒単位で表しますね。

指は十本なので10進法が便利ですが、時間を分けることでは60が先に定着しました。時計を見て「なぜよりによって60なのだろう」と思ったら、昔の計算の習慣が今まで残っている跡なのだと考えればよいのです。数字の「自然さ」は、ときに長年の慣習から生まれます。

60秒は、自然が決めた数ではありません。割り切りやすかった昔の60という単位が、時計に残っているのです。

まとめ・参考メモ · 60で数える時間. 時間と角度を60に分割する方法は、古代メソポタミアから受け継がれてきました。フランス革命のときには10時間制の時計が試みられましたが、定着しませんでした。

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