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第7号科学3分閲覧 22

発行 · 雑学書庫 別館

月の裏側はなぜ地球から見えないのでしょうか?

回るのをやめたのではなく、回る時間がそろったのです。

同じ顔を見せながらゆっくり回る月

満月の模様は昨日も同じで、来年も同じです。月が回るのをやめたわけではありません。自分で一回転する時間が、地球の周りを一周する時間とほぼ同じだからです。

一緒に歩くと横顔だけ

友達が左側に並んで歩いているとしましょう。自分が一歩進むときに友達も一歩進めば、歩いている間ずっと同じ頬だけが見えます。友達が止まったのではなく、歩調を合わせたのです。

月も同じです。地球の周りを一周するのに約27.3日かかり、自分で一回転する時間もほぼ同じです。そのため、こちらからはいつも同じ面が見えます。大きな衛星には、このように「歩調を合わせる」ものが多く、偶然というより、長い間互いに引き合っているとよく生じる状態なのです。月が「地球だけを見つめよう」と、わざわざ自転を止めたわけではありません。回り続けていて、そのリズムが合っているだけです。

縁の向こうが少しだけ見えます

完全にぴたりと固定されているわけではありません。月は少しゆがんだ軌道を回るため、速さにむらがあり、私たちは縁の向こうを少し余分に見ることができます。そのため、長く観察していると、模様の位置がわずかに違って見えることもあります。

裏側は確かにあります。「暗い側」と呼ばれることもありますが、そちらにも昼と夜が交互に訪れます。地球から肉眼では見えないだけなのです。1959年にルナ3号がその面を初めて撮影し、その後にやって来た探査機が、その地図をはるかに詳しく描きました。一緒に歩いていた友達が半歩先に出ても、後頭部までは見えないのと似ています。

同じ模様を探す理由

夜に月を見ると、「ウサギ」や「人の顔」のように見える模様が、いつもほぼ同じ場所にあります。同じ面だけが見えるので、その地図を覚えやすいのです。裏側が隠されているからではなく、回る時間がそろっているからです。

望遠鏡で縁を見ると、普段より少し先まで見えることもありますが、それでも後頭部までは見えません。「月は片側だけが明るい」と決めつける必要もありません。私たちから見えない面も、日が当たれば明るく、陰になれば暗くなります。地球からいつも同じ模様が見える理由だけ覚えておけばよいのです。次の満月でもその模様が同じ場所にあれば、月の歩調が合っているということです。

月は同じ面を見せようとして止まったのではありません。自分で回る時間と、地球の周りを回る時間が同じになったのです。

まとめ・参考メモ · NASA Science · Luna 3. 月は自転と公転の周期がほぼ同じなので、地球からは同じ面が見えます。ルナ3号は1959年に裏側を初めて撮影し、「暗い側」にも昼と夜があります。

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私たちが月の同じ面だけを見るのはなぜでしょうか?

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