第76号技術3分閲覧 35
発行 · 雑学書庫 別館
機内モードをオンにしても、地図に自分の位置は表示される?
電話もWi-Fiもつながらないとき、青い点はどうなるのでしょう?
機内モードをオンにしても、地図に自分の位置はたいてい表示されます。機内モードはスマホが電波を発信する機能をオフにするもので、位置を教えてくれるGPSは衛星の信号を受信するだけだからです。
GPSは聞くだけです
GPS衛星は、空から時刻と自分の位置の情報を流し続けています。スマホは複数の衛星の信号が届いた時間の差から自分の位置を計算し、その過程で衛星に何かを送ることはありません。ラジオが放送を聞くだけなのと似ています。
そのため、通信をオフにする機内モードとGPSはぶつかりません。最近のiPhoneやAndroidスマホは、機内モードでも位置情報の機能をそのまま残します。ただし、かなり古い機種や設定によっては異なる場合があります。
データを使うのは地図です
地図アプリで位置情報をオンにしておくと、データ通信量が減ると思われがちです。しかし、衛星の信号を受信するのに料金はかかりません。データを使うのは地図の画像や道の情報です。位置の矢印が表示されていてもデータ使用量がほとんど増えないのは、このためです。
地図アプリはふつう、インターネットからその都度地図を読み込むので、事前にダウンロードしていない場所では、青い点だけが何もない画面に浮かぶことがあります。ルート案内やリアルタイムの交通情報も止まります。
最初の測位は遅くなります
ふだんはスマホが通信網から衛星の軌道情報を先に受け取り、数秒で位置を見つけます。この助けがないと衛星の信号だけで計算するため、数十秒から数分かかることもあります。何の情報もない状態から衛星全体のリストをすべて受け取るには、12.5分もかかるほどです。建物や屋根が空をさえぎるとさらに遅くなるので、飛行機の中なら窓側の席のほうがずっとつかみやすくなります。
旅行での使い方
この性質は海外旅行や山道で役に立ちます。出発前にWi-Fiが使えるときに地図アプリで行き先の地図をダウンロードしておけば、現地で機内モードのまま歩いても、地図の上で自分の位置を確認できます。飛行機の窓側の席で地図を開いておけば、今どの都市の上を飛んでいるのかを追うこともできます。ただし、お店の検索やリアルタイムの交通情報のように新しい情報が必要な機能には、インターネットが必要です。
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機内モードでも位置はわかりますが、地図を使うにはWi-Fiがつながるときに事前にダウンロードしておく必要があります。
まとめ・参考メモ · Appleサポート・Ars Technica. Apple「機内モードを使う」「プライバシーと位置情報サービスについて」(すべての衛星を見つけるには数分、地図はデータサービスに依存)。Ars Technica 2009(A-GPS、アルマナック全体の受信に12.5分)。機種やOSにより異なる場合があります。
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