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第5号自然3分閲覧 24

発行 · 雑学書庫 別館

秋になると、空がひときわ高く青く見えます

空が上がったのではなく、空気が澄んでいるから遠く見えるのです。

澄んでいるために高く見える秋の空

夏には空が低く見えるのに、秋の朝には同じマンションの屋上も遠く見えます。空が上がったわけではありません。湿気がなくなることで、目が距離をより遠く感じ取るのです。

眼鏡を拭いたようなものです

秋には移動性高気圧がよく通過します。空気が上から下へ沈むため雲ができにくく、視界をかすませていた小さな水滴やほこりも減ります。高いと感じる空間は、湿気やほこりがなくなった空間なのです。

曇った眼鏡を拭くと、廊下が長く見えますよね。廊下が伸びたのではなく、よく見えるようになったのです。「空が実際に高くなった」というのはよくある誤解ですが、季節ごとに大気圏の高さがそのように変わるわけではありません。変わったのは、私たちの目の前にある空気です。同じ街でも、湿った日と乾いた日では「遠く見える度合い」が変わります。

青色がより濃くなります

空が青いのは、空気の分子が波長の短い青い光をよく散乱させるためです。湿気・ほこり・花粉が多いと、この光がミルクのように濁って、空が白っぽくかすんで見えます。

空気が乾いて澄んでいると、頭上の青色がより濃くなり、それが高さを感じることにつながります。夏の湿った日と秋の晴れた日を同じ場所で比べてみると、建物のシルエットが昨日よりくっきり見える日を「空が高い」と感じることがよくあります。遠くの山が鮮明に見えるほど、空もより奥深く見えやすくなります。青さが鮮やかな日は、空気中に視界を妨げるものが少ないというサインに近いのです。

外を見るときの活かし方

今日、外の景色が遠く見えても、建物が後ろへ移動したわけではありません。空気が乾いている日なのです。同じ屋上なのに昨日より遠く見えるなら、空の高さを測る前に、まず湿度やほこりに目を向ければよいのです。

写真を撮るときも同じです。晴れた秋の空は青い背景が引き立ち、紅葉や建物の輪郭がよりくっきり見えます。「空が高くなった」というより「空気が透明になった」と言えば、その日がなぜ涼やかなのかも一緒に説明できます。散歩のときには空ばかり見上げず、遠くにある屋根の線がどれほど鮮明かを見ると、その日の空気の状態をすぐに推し量れます。晴れた日の朝、窓の外が遠く見えたら、それが秋の空気の働きなのです。

秋の空が高く見えるのは、空が上がったからではありません。澄んで乾いた空気のために、より遠く見えるのです。

まとめ・参考メモ · 移動性高気圧・レイリー散乱. 秋の移動性高気圧は、下降気流によってほこりや湿気を減らします。青い空は、空気の分子が波長の短い青い光を散乱させた結果です。

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秋の空が高く見えるのはなぜでしょうか?

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