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発行 · 雑学書庫 別館
立冬から冬なのに、なぜまだ秋のよう?
太陽の位置で決まる節気と、気温で数える冬が3週間以上ずれる話
二十四節気の立冬(韓国語でイプトン、입동)は、今年は11月7日です。名前は「冬が始まる」という意味ですが、ソウルで気温から数えた冬は、ふつう12月1日ごろにようやく始まります。立冬は天気を測って決めた日ではなく、空の太陽の位置で決めた日なので、このずれが生まれます。
立冬は太陽の位置で決まります
二十四節気は、地球から見て太陽が1年かけて空をひと回りする道を15度ずつに分けた目盛りです。春分を0度として、太陽が225度の地点に来る瞬間が立冬です。今年は11月7日の午後6時52分で、その15日前の10月23日が霜降、15日後の11月22日が小雪です。
そのため、立冬の日付にはその年の天気がまったく反映されていません。暖かい年でも寒い年でも、立冬はほぼ同じ日にやって来ます。名前は冬の始まりですが、実際には「ここから冬のほうへ傾いていく」という暦の目盛りに近いものです。
気象庁の冬はいつ始まる?
韓国の気象庁は、気温で季節を分けています。1日の平均気温を9日ずつまとめて平均した値が5度を下回り、その後また上がらない最初の日を冬の始まりとします。こう数えると、1991〜2020年の平均でソウルの冬は12月1日に始まります。立冬より3週間以上遅いのです。
昔はこの差がもっと小さいものでした。1911〜1940年の平均では、ソウルの冬は11月18日ごろに始まっていました。気温が上がるにつれて、冬の始まりが少しずつ遅くなったわけです。さらに、節気の名前は昔の中国・華北地方の気候に合わせて付けられたため、もともと韓国の天気とぴったり合ってはいませんでした。
よくある誤解、節気は旧暦?
節気を旧暦(太陰暦)のものだと思っている人は多いですが、節気は太陽を基準にしているので、むしろ新暦とよく合います。新暦で見ると立冬は毎年11月7日か8日でほぼ決まっていて、月を基準にする旧暦の日付では毎年変わります。
暮らしの中では、立冬を「冬の準備を始めるころ」として使うのがちょうどいいでしょう。昔の韓国でも、立冬のころにキムジャン(김장/冬に備えたキムチの漬け込み)をして冬越しの支度をしました。厚手のコートを出す日は、節気より気象庁の予報の朝の最低気温を見て決めるほうが確かです。
立冬は太陽の位置で決まり天気に関係なく11月7日ごろ来ますが、気温で数えたソウルの冬はふつう12月初めに始まります。
まとめ・参考メモ · 韓国天文研究院 2026年暦資料・韓国気象庁 季節平年値. 立冬の時刻は天文研究院の暦資料(公式発表前の資料)、ソウルの冬の開始日は気象庁の1991〜2020年平年値による。実際の開始日は年や地域によって違います。
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