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第53号科学3分閲覧 27

発行 · 雑学書庫 別館

昼間にも白い月が見えるのはなぜでしょう?

太陽が出ている青空に、うっすらと月がかかっていることがあります。いつ、どちらの空を見ると見つけやすいのかも、一緒に見てみましょう。

窓辺の木製の棚に置かれたマグカップと植木鉢、昼の空に浮かぶ白い半月

昼間に見える月も、夜に見ていたあの月です。月が空に出ている時間が毎日少しずつずれていくため、太陽と一緒に空にある日はかなり多いのです。昼間は空が明るいので、かすんで見えるだけです。

月が昇る時刻は毎日遅くなります

月はおよそひと月かけて地球の周りを一周します。その間、月が昇る時刻は一日に50分ほどずつ遅くなります。そのため、真昼に昇る日もあれば、日の出の後もまだ沈まず、空に残っている日もあります。

アメリカ航空宇宙局(NASA)も、月は夜と同じくらい昼間も空に出ていると説明しています。絵本や天気予報で、太陽は昼、月は夜のものとして描かれてきたために、昼の月が見慣れないものに感じられるだけなのです。

空が明るいので薄く見えます

月は自ら光を出さず、太陽の光を反射して明るく見えています。昼間は太陽の光が空気中で散らばり、空全体が青く明るくなっています。その明るい背景の中にあるため、夜のようにはっきりとは見えず、白くぼんやりと見えます。

星も昼の空にそのままありますが、暗すぎて空の明るさに埋もれてしまいます。月は星よりもずっと明るいので、明るい空でも姿が見えるのです。昼の月が少し青みがかって見えるのは、月と私たちの間にある青い空の光が重なっているからです。

満月よりも半月です

満月がいちばん明るいので、昼間もよく見えそうですが、実際にはほとんど見られません。太陽と正反対の方向にあるため、日が沈むころになってようやく昇るからです。昼間に長く見えるのは半月です。旧暦7〜8日ごろの上弦の月は真昼に昇り、午後の間ずっと東から南の空にかかっています。旧暦22〜23日ごろの下弦の月は真夜中に昇り、午前中は南から西の空に残っています。三日月のころは太陽に近すぎて、太陽の光に埋もれてしまいます。

昼の月の探し方

カレンダーアプリで旧暦の日付を見ると、いつ探せばよいか見当をつけやすくなります。半月は空で太陽から90度ほど離れているので、太陽を背にして少し顔を上げると目に入ります。上弦のころなら午後に東の空を、下弦のころなら午前中に西の空を見ればよいのです。晴れて空気が澄んだ日ほどよく見えます。

探しているときに太陽を直接見ないよう、気をつけてください。写真に残したいなら、画面上の月をタップしてピントと明るさを合わせると、白い点ではなく月の形を写せます。

昼間に出ている月も、夜のあの月です。空に出ている時間が昼間と重なり、空が明るいためにかすんで見えるだけなのです。

まとめ・参考メモ · NASA「Moon Phases」・昼間に見える月. NASAは、上弦の月は真昼に昇って真夜中に沈み、下弦の月は真夜中に昇って真昼に沈むと説明しています。月が昇る時刻は一日に50分ほどずつ遅くなり、正確な時刻は地域の予報で確認する必要があります。

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