第63号言語3分閲覧 34
発行 · 雑学書庫 別館
「괜찮아요(大丈夫です)」は、いいという意味でしょうか、嫌だという意味でしょうか?
コーヒーをもう少しいかがですか、と尋ねて「괜찮아요(大丈夫です)」と返ってくると、カップを持ったまま戸惑ってしまいます。
「괜찮아요(大丈夫です)」の辞書的な意味は、心配することがないということです。ですから、何かを勧めたあとに聞けば、してもらわなくてもいいという遠慮になり、けがをしたか尋ねたあとに聞けば、何ともないという安心の言葉になります。意味は一つでも、何が大丈夫なのかは、その前の言葉が決めるのです。
何が大丈夫なのかは、その前の言葉が決めます
コーヒーをもう少しいかがですか、と尋ねたときに返ってくる「괜찮아요(大丈夫です)」で大丈夫なのは、コーヒーを追加でもらわないことです。だから、もう注いでもらわなくてもいいという言葉、つまり遠慮として聞こえます。単語そのものに嫌だという別の意味が含まれているのではなく、心配ないという意味が勧める言葉と組み合わさることで、断りの役割を担うようになったのです。
「괜찮다(大丈夫だ)」には、『標準国語大辞典』で、それほど悪くなく普通以上であるという意味と、異常や問題・心配がないという意味が併せて載っています。勧められたあとの遠慮は、二つ目の意味から生まれます。「単語の意味が断りなのだ」とだけ覚えると、前の言葉によって変わる使われ方を見落としがちです。
いいという返事にも使うので、紛らわしいのです
韓国語の会話では、勧める言葉に「いいえ」や「嫌です」ときっぱり答えるのを避ける傾向があるため、その代わりに「괜찮아요(大丈夫です)」がよく使われます。ところが、この言葉は、それでも大丈夫、つまりいいですよという返事にも使われます。同じ「괜찮아요」が、もう結構ですという意味にも、いただいてもいいですという意味にもなるので、尋ねた側は迷ってしまいます。
英語のokayも、「大丈夫」と「大丈夫です(断り)」のように、状況によって違って聞こえることがあります。単語一つだけを見て判断しにくいのは、韓国語だけのことではありません。だから、カフェでも家でも、カップを持ったままもう一度考えることになるのです。
あとに続く言葉で意味が定まります
実際の会話では、「괜찮아요(大丈夫です)」の一言で終わることはあまりありません。「大丈夫です、おなかがいっぱいです」と言えば遠慮ですし、「大丈夫です、少しだけください」と言えば、もらうという意味です。手のひらを軽く前に出したり、首を横に振ったりするしぐさも、遠慮の意味合いを強めます。
それでも曖昧なら、もう一度尋ねるのがいちばん確実です。「もうお注ぎしなくてもよろしいですか?」のように意味を確かめる一言があれば、カップを持ったまま手を止める場面を減らせます。自分が「괜찮아요」を使うときも、あとに少し言葉を添えれば、相手が戸惑わずに済みます。
あわせて読みたい記事
「괜찮아요(大丈夫です)」は心配することがないという一つの意味ですが、何が大丈夫なのかは前後の言葉が決めます。
まとめ・参考メモ · 『標準国語大辞典』「괜찮다(大丈夫だ)」. 「괜찮다(大丈夫だ)」は、それほど悪くなく普通以上であるという意味と、異常や問題、心配になることがないという意味で説明されています。勧められたあとの遠慮は、二つ目の意味から生まれます。
確認クイズ