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発行 · 雑学書庫 別館
「설레임」はなぜ間違った言葉なの?
「설레다」から「설렘」ができる仕組み、「이」を入れたくなる理由、北朝鮮での事情
胸が弾んでどきどきする気持ちを「설레임」(ソルレイム)と書く人は多いですが、標準語は「설렘」(ソルレム)です。基本形が「설레이다」ではなく「설레다」(ソルレダ、ときめく)だからです。韓国の国立国語院は、この言葉を最もよく間違えて使われる言葉の一つに挙げています。
基本形は「설레다」です
「설레다」は、心が落ち着かず浮き立ってどきどきするという意味です。語尾の「-다」を取り、名詞を作る「-ㅁ」を付けると「설렘」になります。「자다」(寝る)が「잠」(眠り)、「꾸다」(夢を見る)が「꿈」(夢)になるのと同じ仕組みです。
活用するときも「이」は入れません。「설레는 마음」(ときめく心)、「가슴이 설렌다」(胸がときめく)、「어제 무척 설레었다」(昨日はとてもときめいた)が正しく、「설레이는」「설레인다」「설레였다」はすべて直す必要があります。「설레었다」を縮めると「설렜다」になります。国立国語院は、間違った形をあまりによく目にするため、正しい「설렘」のほうがかえって不自然に見えるという指摘もあると紹介しています。
「이」を入れたくなる理由
「보다」(見る)と「보이다」(見える)のように、韓国語の「-이-」は受け身の意味を加えることがよくあります。そのため「설레이다」のほうが自然に感じられがちですが、ときめく心は誰かに動かされるのではなく自分から浮き立つものなので、「이」が入る余地はありません。
歌詞や詩で「설레임」がよく使われてきたことも影響しています。「이」が入ると音が一拍伸びて、リズムがなめらかに聞こえるからです。同じ理由でよく間違えられるのが「날이 개이다」(空が晴れる)と「길을 헤매이다」(道に迷う)です。標準語は「개다」と「헤매다」で、名詞形も「갬」と「헤맴」です。
北朝鮮では正しい言葉です
意外なことに、国立国語院の説明によると、北朝鮮の標準語である文化語は「설레이다」を認めています。同じ言葉をめぐって南北の基準が分かれているわけです。韓国の標準語規定では、今も「설레다」だけが標準語です。
ただし、「이」をすべて消すとかえって間違いになることもあります。「살이 에이는 듯한 추위」(肌が切られるような寒さ)の「에이다」は「에다」(切る)の受け身なので正しい言葉です。迷ったときは基本形を思い浮かべ、「-다」を取って「-ㅁ」を付けてみましょう。「설레다」なら「설렘」、「헤매다」なら「헤맴」になります。メッセージやカードに「설레는 하루」(ときめく一日)と書いてみると、最初はなじみがなくてもすぐに慣れます。
基本形が「설레다」なので名詞は「설렘」です。「개다」と「헤매다」も「이」を入れずに書きます。
まとめ・参考メモ · 韓国国立国語院「疑問にお答えします」. 2001年11月号の回答に基づく:「설레이다」は「설레다」の誤り、「개이다」も非標準、受け身の「에이다」は可、北朝鮮の文化語は「설레이다」を認める。「헤매다」は標準国語大辞典による。
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