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発行 · 雑学書庫 別館
「금새」は誤りではなく、物の値段を表す韓国語です
「금세」は時間、「금새」は値段を指す、別々の韓国語の単語です
「금세」(クムセ)は「すぐに」「あっという間に」という意味で、「금새」(クムセ)は物の値段や、その値段が高いか安いかの程度を表す、まったく別の言葉です。どちらも辞書に載っていますが、「速い」という意味で「금새」と書くのは誤った表記になります。
時間が速いときは 금세
「소문이 금세 퍼졌어요」(うわさがあっという間に広まりました)、「난로가 금세 따뜻해졌어요」(ストーブがすぐ暖かくなりました)、「라면이 금세 불었어요」(ラーメンがあっという間にのびました)のように、わずかな時間で物事が起きたことは「금세」と書きます。この言葉は「금시에」が縮まった副詞です。「금시」は「今この時」という意味の漢字語(今時)なので、「금세」の中には「시」が隠れていることになります。
ですから、どちらか迷ったら「금시에」を入れてみてください。「소문이 금시에 퍼졌어요」は自然なので、ここには「금세」が正しいとわかります。
値段のときは 금새
「금새」は、物の値段、またはその値段が高いか安いかの程度を表す名詞です。「장마 끝에 과일 금새가 올랐어요」(梅雨の終わりに果物の値段が上がりました)、「이 집은 금새가 싸요」(この店は値段が安いです)のように使います。値段をつけるというときの「금」に、形や状態、程度の意味を加える「-새」が付いた形です。「모양새」や「쓰임새」の「새」と同じ種類で、意味は「금」と同じと説明されています。相場や値切りで決まる値段を指す言葉です。
日常では「값」や「가격」が先に思い浮かぶので耳慣れないかもしれませんが、辞書に載っているれっきとした単語です。
どうして混同しやすいのでしょう
「어느새」「그새」「요새」の「새」は「사이」(間)が縮まった言葉なので、時間によくなじみます。そのため「금」を「今」、「새」を「間」と考えて「금새」と書きたくなりますが、時間を表す「금세」はそのようにできた言葉ではありません。ハングル正書法には、発音どおりに書きつつ語法に合わせて書くという原則があるため、発音が同じでも、もとがどの言葉かによって文字が分かれます。「약 먹은 효과가 금새 나타났어요」(薬を飲んだ効果がすぐに現れました)のような文は、よく見かける誤表記です。
次のように覚えてみてください。時間が早く過ぎたという話には「금시에」の「세」を使い、値段に関する話には、値段を表す「금」に付いた「새」を使います。
「すぐに」は「금세」、物の値段を指す言葉は「금새」と書きます。
まとめ・参考メモ · 国立国語院 オンライン ガナダ. 国立国語院オンラインガナダの「금세」「금새」に関する回答に従いました。「금새」の成り立ちの説明は、中央日報のコラム「우리말 바루기」を参考にしました。
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