第169号経済3分閲覧 9
発行 · 雑学書庫 別館
レシートの付加価値税、本当に価格の10%?
1万1000ウォンのレシートの数字から見る、韓国の付加価値税の計算と非課税品
韓国のコンビニやスーパーのレシートの下の方には、「付加価値税」の金額が別に印字されています。税率は10%ですが、レシートの税額は支払った金額の10%ではなく、約9.1%です。値札の金額にはすでに税金が含まれていて、税抜きの金額に10%を上乗せした仕組みになっているからです。
10%は何にかかるのか
韓国の付加価値税法は税率を10%と定めています。この10%は税抜きの商品価格、レシートで「課税物品価額」や「供給価額」と書かれる金額にかかります。1万ウォンの商品なら税金1000ウォンを足して1万1000ウォンになり、お店の値札にはふつうこの1万1000ウォンが書かれています。
そのため1万1000ウォンを払ったレシートには、物品価額1万ウォン、付加価値税1000ウォンと印字されます。逆に支払った金額から税額を求めるなら、10%ではなく11分の1にするのが正解です。1万1000ウォンの10%の1100ウォンで計算すると、税金を100ウォン多く見積もることになります。韓国の国税庁も、金額に税額が別記されていない場合や含まれているかはっきりしない場合は、受け取った金額の110分の10を付加価値税とみなすと回答しています。
レシートに「非課税」の欄がある理由
買い物のレシートを見ると、課税品と非課税品に分かれていることがよくあります。法律は加工していない食料品に付加価値税をかけていません。米、野菜、果物、魚、卵、牛乳などがここに入り、乾燥させたり冷凍したり包装したりした程度ならそのまま非課税です。キムチや豆腐のように簡単に作った食品も非課税とされます。
一方、同じリンゴでもジュースにすると課税品になります。お菓子、ラーメン、飲み物のように性質を変えて作った食品には10%がかかります。水道水、本や新聞、練炭も非課税なので、レシートの税額が支払総額の11分の1より小さくなる日もよくあります。
よくある誤解と見積書の読み方
付加価値税は店主が払う税金だと思っている人が多いですが、実際には買う人が代金に上乗せして払い、店がそれを集めて国に申告する仕組みです。店は受け取った税額から、自分が商品を仕入れるときに払った税額を差し引き、その差額を納めます。
暮らしの中で気をつけたいのは「付加価値税別」と書かれた見積書です。引っ越しやインテリア工事、事務用品などの見積もりでは、書かれた金額にさらに10%が加わり、100万ウォンの見積もりなら実際には110万ウォンを払うことになります。金額を比べるときは、まず税込みかどうかを確かめると迷いません。
値札の金額に含まれる付加価値税は支払額の11分の1で、加工していない食料品はそもそも非課税です。
まとめ・参考メモ · 韓国付加価値税法第26条・第30条、国税庁回答. 税率10%(第30条)と未加工食料品などの非課税(第26条、施行令第34条)が基準。税額表示がなければ110分の10を税とみなす国税庁回答(書面3チーム-1695)参照。非課税の細部は品目で異なることがあります。
確認クイズ